18人が本棚に入れています
本棚に追加
夕方、古座商業高校。
日が暮れて月が満ちる頃、1人の高校生が慌てて校内に入っていった。音無小夜、この高校に通う花の女子高生である。
小夜:いけない!忘れ物しちゃった。
小夜は教室から忘れ物を取り出して外にダッシュした。
先生1:コラ!音無!もう下校時間は過ぎてるぞ!
小夜:スミマセン。忘れ物しちゃって。
先生1:まだ連続通り魔殺人犯が捕まってないんだ。お前みたいな女子高生がこんな時間に外をうろうろするな。
ガシュッ!
先生1:ガァッ!!
突然校庭の木の上から何かが先生を掴み上げた。
グシャッ!グシャッ!ドサッ!
その何かは先生の生き血をすすると、死体を地面に放り投げた。
小夜:やだ!何これ!
木の上から降りてきたのは哺乳類とも爬虫類とも似つかない、頭に牛のような角を生やし、牙と、手に鋭い爪を生やした身の丈2メートルはあろうかという生物だった。
小夜は急いで学校の中に逃げ込んだ。小夜を追って謎の生物も学校の中に入っていった。
翼手:グォォォ!!
最初のコメントを投稿しよう!