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青年は気絶した小夜を抱えると校庭に出た。
ハジ:囲まれてる。早く助けねば。
狂介:うし、殺るか!
ボウッ!!
狂介は村正を抜刀し、殺気を全開にした。
狂介:野生の動物は戦わずとも、相手の強さが分かると言うが、テメェらは分からんらしいな。ン?
全開にした狂介の殺気に反応したのか、怪物達の目が赤く光り出した。
狂介:久々のスリルだな。
ババシュッ!!
狂介は素早い斬撃を怪物に浴びせた。一瞬で狂介は6匹同時に斬撃を浴びせたのだ。6匹は同時に血を吹き出した。
バシャア!!
狂介:悪く思うなよ。あり?嘘だろぉ!!
斬られたはずの怪物の傷口が再生していった。
狂介:首を切り落とすしかねぇのか。
バババババシュ!!
ドサッ!!
狂介は神速で怪物達の首を斬って落とした。残るは1匹だった。
狂介:お前だけは特別だ。無明神風流殺人剣、みずち!!
ドァァン!!
狂介:お前も聴いただろ。風の清響を。
バシャアン!!
最後の1匹の全身がバラバラに散った。狂介は血を払うと村正を納めた。
狂介:オイ、アンタ何者だ?俺の事ずっと見てただろ?
ハジ:あなたは、出来る。私はハジ。彼女のシュバリエです。
狂介:俺は樋村狂介、しがない浪人侍だ。
ハジ:覚えておきます。貴方にはまた会いたいものです。では。
ハジは小夜を連れて病院の方へ走っていった。
狂介も米軍のヘリの音を聞き付けその場を後にした。
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