164人が本棚に入れています
本棚に追加
鐘がなると同時に教室に入った
「愛海はまた遅刻ギリギリだな」
私の後ろから声が聞こえる
この声は…
ドキドキしながら後ろを振り返る
「…拓真も私と同じじゃん!!」
ベーっと舌を出しながら自分の席に座る
私の席は窓際の一番後ろ
拓真は私の席の隣り
「あっ…やべぇ。愛海、シャーペン貸して」
「も~…なんで忘れるの?」
そんな事を言いながら、貸してあげる
指先が拓真の指に触れる
ドキッと心臓が波をうつ
.
最初のコメントを投稿しよう!