第一章~片思い~

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「愛海先輩!元気ないっスね。どうかしましたか?」 前の席から私を上から覗いたのは1つ下の優斗(ユウト) いつも私に話しかけてくる面白い人 「大丈夫だよ。ちょっと疲れただけ…優斗は元気だね」 「俺は元気だけが取り得っス!!アメ玉食べますか!?」 私が食べると返事をしたら優斗は笑顔でアメ玉をくれた 包み紙を開けてアメ玉を口に入れる 「おいしい」 イチゴの優しい味がした 優斗の優しさがちょっとだけ胸に響く 今の私に優しさなんていらない… 「良かった」 優斗は私が食べたのを確認すると座り直した
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