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「愛海先輩って拓真先輩の事が好きなんですか?」
優斗は凛々しい顔で質問を投げかけてきた
「どうして?」
分かるの?
この気持ちは誰にも話をしてないのに…
どうして分かるの?
「いつも愛海先輩の目が拓真先輩を追いかけてるからっスよ……」
優斗にバレてるって事は他の部員にもバレてるかもしれない
気をつけていたつもりだったのに…
私ってそんなに分かりやすいの?
諦めないといけないの?
私は優斗から目を逸らした
「…だって俺も、ずっと愛海先輩を見ていたから」
え……?
倉庫は静まり返って物音1つしない
聞こえるのは私の心臓の音
ドクン…ドクン……
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