😢天使がくれたもの♥+｡

物語を読む前に...✏

近所の人からは
｢(兄の)正くんと優子ちゃんは将来有望ね‥あの２人はね｣
なんて嫌味くさい事を言われ
学校では
｢お前たちは双子なのに何でこんなに差が出るんだろーな？少しは妹見習え！姉のくせに恥ずかしいと思わないのか｣
もちろん麗だってくやしかった｡麗はただ自分の人生､自分らしく歩みたかっただけなのだ｡
ついに家族会議が開かれた｡その頃の麗は不良グループといた｡毎日のようにこうしてつるんで朝帰りしていた｡
本人がいないまま話し合いが始まった｡最初に口を開いたのは双子の妹優子だった｡
優｢毎日先生とか友達に奈美の事ばっかり聞かれるし私まで特殊な扱いされてもう耐えられない｡双子っていうだけで迷惑だし私にとっての汚点なの｣
兄｢僕も優子と一緒だよ｡話した事もない奴らたちに妹紹介しろって言われてみたりとにかく兄弟ってだけで‥｣
母｢私もなのよ‥毎朝のように隣の奥様にあの子は挨拶も出来ないし､しつけがなってないって言われて‥｣
こんな話が２時間近く続いた｡
その日､奈美(麗)は家に帰らなかった｡
いや…本当は…