桃×浦

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『別に?  暇だったから』 そう言いながら擦り寄ってみた すると僕の腰に腕をまわし抱き寄せられた モモ『暇って…他の奴らはどうした?』 『皆出掛けてるよ  今デンライナーに居るのは僕とモモだけ』 そう言うとモモは黙り込んでしまった 『もーも?』 ぷに、と相手の頬をつついてみた そしたら眉間に皺を寄せられた 『ねぇモモ、僕のこと好き?』 モモ『…いや好きじゃねぇ』 『僕のこと嫌いなの…?』 モモの言葉に目が潤むのを感じながら尋ねた おさえようとするけど声も体も震えてる そしたら急に体が温かくなってモモの香りがした …抱きしめられてる? 『モモ…?  離して…』 モモ『俺は、ウラのことが好きじゃなくて、…愛してるんだよ!』 『モモ…』 僕は泣きながら抱き着いた モモの匂いは落ち着く… 『あのね、僕も愛してるよ』 涙を拭いながら言ったらキスされた ギュッと抱き着きながら心の中でもう一度言う 愛してるよ、モモ… ずっと傍にいてね       END
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