激ファイト!レンvsダイキ

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セントラルシティ……ラズモ地方では五本の指に入る程の大都市で、高層ビルが建ち並び、ルートタウンとは全く違った雰囲気を醸し出している。 この街の通信システムは、通常のものよりも発達しており、他の地方の人とも通信可能、更には自分のトレーナーデータを提供すれば、バーチャルバトルと呼ばれる架空のポケモンバトルを、全世界の人と行える。 そんな街に到着したサヤとレンは、ポケモンの体力を回復するため、ポケモンセンターを訪れていた。 「これがポケモンセンター……」 サヤは珍しい物を見るかの様に、辺りを執拗に見渡した。 「ルートタウンにはなかった施設だからな。これからしょっちゅうお世話になる施設だから覚えておけよ」 「うん。さてと、とりあえずチコリータとコリンクを回復してもらわないと……」 サヤは辺りをざっと見て、ナースのような人と発見した 「あの人は?」 「ジョーイさんだ。ポケモンの体力を回復してくれるから、回復してもらいたかったらあの人に預ければいい」 「なるほど……あの~すいません」 サヤは早速、ジョーイサンに話し掛け、ポケモンを預かってもらった。 「ポケモンの体力を回復するには結構時間を要するからな。その間街を探索するか?」 「賛成!」 サヤは嬉しそうにレンの手を掴み、引っ張って外に出た。 「そういえばサヤ、お前お金はあるのか?」 「うん?あるけど……」 サヤとレンは、セントラルシティのメインストリートを歩いている。今後の冒険に役立つ物を買うのが目的だ。 「こんなに広い街はそう多くない。道具は買える時に買うのがトレーナーとして基本だからな」 「ふ~ん……」 サヤはしばらく考え、急にニヤリと笑った 「じゃあお昼はレンの奢りね♪」 「ハァ?」 「だって私の所持金あまり多くないし~、キズ薬とかもいっぱい買わなきゃなんないもん。道具は買える時に買うのが基本なんでしょ?」 「うっ…………くっ……分かったよ……」 「やったー!」 (くそ……余計な事言うんじゃなかった……) 嬉しそうにはしゃぐサヤと対称的に、肩を落として後悔するレンであった。
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