激ファイト!レンvsダイキ

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「こんなのはどうだ?負けた方は勝った方とサヤの夕飯を奢る……ってルールは?」 レンの突然の話に驚くサヤと、面白そうだと乗り気のダイキ 「大丈夫なのレン?財布の中身は……」 「ピンチだからこそ、勝って奢ってもらわなければならない。お前もいいだろ?」 「あぁ!なんか面白そうじゃん!」 「決まりだな」 そう言って、レンは構え直す 「先攻はもらうぜ?」 「あぁ……」 「よし、いってこいヤルキモノ!」 ダイキはノーマルタイプのヤルキモノを繰り出す 「頼むぞ、グレイシア」 対するレンは、氷タイプのグレイシアを繰り出す。タイプによる優劣は無い 「先手必勝!ヤルキモノ、切り裂く攻撃!」 ヤルキモノは地面を蹴り、グレイシアの斜め上から、鋭利な爪を構えて襲ってくる 「水の波動!」 グレイシアの放った水塊は、突っ込んでくるヤルキモノを的確に捉えた 「なら瓦割りだ!」 氷タイプのグレイシアは格闘タイプの技に弱い。食らえばかなりのダメージを負う事になる 「凍える風!」 グレイシアの後方から吹く寒い風で、ヤルキモノの動きが鈍る 「冷凍ビームで足を狙え!」 動きが鈍くなったヤルキモノの足が、冷凍ビームで凍り付いてしまった 「あぁ!?ヤルキモノ!」 ヤルキモノは必死に氷の呪縛から逃れようとするものの、身動きがとれない 「仕方ない……破壊光線!」 「なっ!?」 レンも予想していなかったのか、ヤルキモノは強烈な光線を発射した。 確かに、この状況ではこのような特殊攻撃が有効である。だが、元来ヤルキモノは物理攻撃を得意とするポケモン故、覚えさせる人も少ない。 しかし、それが幸を成してか、レンの意表をつき、グレイシアにクリーンヒットした 「グレイシア!」 グレイシアは光線を受け、必死に耐えていた 「グレイシア、ミラーコート!」 「なんだって!?」 グレイシアは受けていた光線を、ヤルキモノに跳ね返した
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