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「上手く決まったな……」
ミラーコートにより、攻撃を跳ね返されたヤルキモノは、地面に倒れ戦闘不能となった
「一体何が……」
「ミラーコートは、相手の特殊攻撃を2倍の威力で跳ね返す技だ。グレイシアはかなりのダメージを受けていたから、ダメージも大きかったんだろう」
レンの説明の後、ダイキはヤルキモノをボールに戻し、レンに問いかける
「なんでヤルキモノが破壊光線をするって分かった?」
レンは一息つき、話し出した
「ノーマルタイプの技の中でも威力の高い破壊光線を使ってきそうだと思った。それにグレイシアの技の中でも破壊力のあるミラーコートを使えるように、わざと破壊光線を撃たせるような状況を作っただけだ」
「じゃあ、あの時もし破壊光線を撃たなかったら?」
「そん時は……」
レンはしばし考え、呟くように答えた
「そん時だ」
ダイキは呆れたように項垂れると、サヤはレンの方を向いた
「夕飯はダイキの奢りってわけだよね?だったら早く行こ!」
ダイキは思い出し、頭を抱えてうずくまった。そんなダイキの肩に手を置き「俺の分は後で出す」と励ますレンであった。
「フゥー、よく食べたなぁー……」
既に夕飯を終え、二人はポケモンセンターに戻ってきた
「お前……少しは加減してやれ。ダイキ涙目だったぞ」
「気にしない気にしない!」
サヤは軽く流すと、伸びをして時計を見つめた
「お風呂入ってこようかな……」
「もうそんな時間か……先に入るか?」
「うん。覗かな「興味ない」
サヤの冗談はレンによってかき消された
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