旅立ちの風

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流れるシャワーを止め、サヤは風呂場を出る。髪を乾かし、寝間着に着替えたサヤは、自室のベッドにダイブした。 「今日は……いろいろあったなぁ……」 今日の出来事を思い出す。レンとの出会い、チコリータとケンカしたこと、そのせいでレンに怒られ、だけどレンはサヤを助けにきてくれた。怖い思いもしたし、痛い思いもした。けれども、チコリータがトレーナーとして認めてくれた……この時、初めて自分はポケモントレーナーになったのだと実感した 「……明日から、旅に出るのかぁ」 サヤは呟くと、布団をかぶった (大丈夫だよね……私には……私を守って、叱って、気にかけてくれる仲間が……いるんだから) サヤはしばらくして、すやすやと眠った 「ハァ……とんだ事になったな……」 レンは今日だけ借りた部屋で、ベッドの上で横になっていた 「俺にサヤを手助けしろ……か。ヒガン博士もくえない男だな……」 レンは寝返りをうつ 「まぁ、やれるだけはやるがな……」 レンはそう呟くと、部屋の電気を消した
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