それぞれの誇り

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「リーフィア、葉っぱカッター!」 「もう一度鉄壁!」 コドラの鉄壁により、リーフィアの葉っぱカッターはことごとく跳ね返される。 「今だリーフィア!リーフブレード!」 「フィイ!」 鉄壁を使い終わったばかりのコドラには、もう一度連続で鉄壁を繰り出す事はできない。 「コドラ!耐えるんだ!」 コドラはリーフブレードを食らいながらも、なんとか立ち上がる。 「追い討ちをかけろ!葉っぱカッター!」 立ち上がろうとしたコドラに、無情にも葉っぱカッターが襲いかかる。 「コドラ!」 「コドラ、戦闘不能!よって勝者チャレンジャー!」 レンは回復マシーンにリーフィアの入ったボールを置き、残りのボールを持つ。 「さぁ、次は誰だ?」 次の戦いではストライクを駆使して、相手のブービックを倒した。そして、遂にコロシアムマスタージンとのバトルが確定した。 「遂にここまできたな……少し待っていな!」 そう言うと、ジンは観客席から立ち上がり、何処かに走り去っていった。その間にレンは回復マシーンにストライクの入ったボールを乗せる。 「あと一人だよ、レン!」 サヤが嬉しそうに駆け寄ってくる。まるで自分の事であるかのように喜んでいた。 「あぁ、だが油断はできない……」 レンは回復マシーンに乗っていたストライクのボールを取る。 「次は誰を使うの?ストライク?」 「そうだな……まぁ、相手のポケモンを見て決めるさ」 「……頑張ってね」 「……あぁ、じゃあ行ってくる」 レンは向きを変え、ジンが出てくるであろう所を見つめる。
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