街道にて、少女駆ける

4/9
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
「はぁ、はぁ、やっと……追いついたぞ。 そろそろ、鬼ごっこは終わりだろ?」 肩で息をしながら、男の1人が問いかけた。 少女が追われているのは確かなようだ。 少女は男の言葉には答えず、半ば身を隠すようにして俺達の背後に回った。 「俺の後ろに立つな!!」 「えぇっ!?」 ごめん、ちょっと言ってみたかった。 「雷火、ちょっと空気読め…」
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!