失った記憶

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中庭から病室に戻ると、香ちゃんのお母さんたちと、稲倉先生がいた。 「よかった、二人ともどこにいったのかと思ったわ。」 「心配をおかけしてすいません。かおちゃんと中庭を散歩していたんです。」 菫さんと春さんは何故か少し驚いていたが、何に驚いたのか分からなかった。 「少し話したいことがあるんだけど、大丈夫かな。」 先生が言った。 私はベットに座り、先生が話し出すのを待った。
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