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「グワアアアア!」
動物の正体は、魔物のゴブリン種だった。
魔物の中でも最弱の種族。
「………え~っと、これは死亡フラグかな?」
戦闘経験:皆無
剣道経験:皆無
必殺技:逃げる
特技:逃げる
オワタ\(^0^)/
「どこかへ逝ってくださぁい!」
取り合えず、妄想の中でイメージしてきた、縦振りと横振りをコンボさせた。
「な………」
ゴブリンを引き裂いていく。
「嘘だろ?」
体が、まるで一流の剣士の様に動く。
しかし、脳から伝令を送り体を動かしているのは、紛れもなく、アズサ本人。
「これが、彼女が言っていた………力か?」
アズサは、あっさりゴブリンを全て片付けてしまった。
「しかも………」
手のひらから、火の玉を出現させることに成功していた。
「魔法が使える…」
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