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ｼﾞﾘｼﾞﾘｼﾞﾘｼﾞﾘｯ!!
――あぁ今日も一日が始まった。
学校に行っても特に楽しいことがある訳でもない……
友達もいて、別に学校が嫌いな訳ではないが、変化のない毎日に多少飽きがきている。
ｼﾞﾘｼﾞﾘｼﾞﾘｼﾞﾘｯ!!
……
ｼﾞﾘｼﾞﾘｼﾞﾘｼﾞ……ﾋﾟﾀ
裕也は目覚まし時計を止め、ベッドから起きて１階のリビングへ向かう。
リビングでは母、美代子の甲高い声が響いていた。
母「佳奈！ そういうことは昨日のうちに言ってよ！
お母さん、今日もあんた達の為に朝早く起きて弁当作ってるのよ！？」
佳奈「うるさいなー！ わかってるってー！ だから謝ったじゃない……。」
どうやら佳奈が、今日弁当が必要ないことを母さんに伝えるのを忘れていたみたいだ。
そういえば佳奈、今日は 中間テスト初日とか言ってたな……。
昼までに帰るのか。
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