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高校生
この響きはまるで自分を大人にさせるような言葉だ
誰もが胸を馳せる
青春、掛け替えのない友との出会い
そして、なんと言っても
恋愛だ!!
ここにも、そんな希望を胸に抱きながら高校生になろうとしている少年がいた。
名前を
早瀬 祐（ﾊﾔｾ ﾕｳ）
祐は軽快な脚取りで登校した。
『フフフ!!俺も今日から高校生だ。楽しい学園ライフが待っているんだ!!』
祐は一人で叫んでいた。
すると、周りの同じく登校している生徒が祐を見ながらヒソヒソと話している。
しかし、彼には
『いいのだ。俺は高校生なのだから』
祐は額に尋常じゃない汗をかいていた。
祐は自然に歩くペースが速く成っていた。
少し行くと校門が見えてきた。
《よし、あそこを潜れば!!俺も晴れて正真正銘の高校生だ》
ここでナレーションを入れるなら
人生はそんなにあまくないと言うことだ。
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