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そして、運命は今、再び回りだそうとしていた。
ガチャッ!!ギィィー
と言う音ともに戸が開き、お色直しをした新婦が出て来た。
麻奈美はオレンジ色のドレスに長い髪をドレスと同じ色のリボンで一つに縛って出て来た。
皆は「カワイイ」等と言って騒いでいた。
麻奈美は早紀に近寄る
「どう?」
と口だけで言ってきた。
早紀は親指を立ててバッチリと言った。
コツコツ
「それでは、只今より新郎新婦による両親に向けてのメッセージをお願いしたいと思います」
と進行役が言うとその後ろからフードを被った人が現れた。
カチャッ!!
「?」
進行役は後ろを振り返るとそこには銃を片手に構える男がいた。
「ちょっと、マイク。借りていいかな?」
フードの男は言うと進行役はすぐにマイクを渡した。
フードの男はマイクのスイッチを確認した。
「アッ、アッ。マイクテスト、マイクテスト。うん、大丈夫みたいだ」
フードの男は独り言をマイクを通して言った。
この時点で独り言では無くなっている。
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