その男の名は…

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小湊「ルールは先に5本決めたら勝ち、ファールはセルフでファールの場合もう一度攻める、決着がつかない場合は決着がつくまででいい?」 川島「いいよ。早くはじめようよ♪」 小湊「だね。川島からでいいよ。」 川島「そう。じゃあ遠慮なくいかせてもらうよ。」 ダンッ!! 川島「(こんなチビ相手、ゴール下までねじ込んだらおわりなんだよ!!)」 小湊「うお!!」 ダムッダムッ!! 川島「ほら、もう射程圏だよ。」 小湊「ちっ。」 ヒュッ、 バンッ、シュッ 川島「まず一本!!あっと言う間だね。」 小湊「ほら、早くDF構えろよ。」 川島「構えなくて充分だよ。」 小湊「そうかい。」 ダムッ!! ヒュン 川島「!!(速い!!)」 バコッ!! 小湊「あっ!!」 川島「プッ(その身長でドリブルミスするなんて、高校で通用するわけないだろ♪)」 パシッ!! 川島「!!はっ…!?」 小湊「あぶねぇ、もうちょっとで出るとこだったな。高校のボールはじめてだけど、これくらいなら入るだろ?」 川島「!!させるか!!」 ブワッ ヒュッ、 川島「(間に合わな…)」 ヒュー~~ スカッ、ダンッ!! 小湊「あれ?」 川島「(エアー!?)」 小湊「外してしまった~!!」 川島「(なんだこいつ、自分の蹴ったボールに追いついたうえにシュートを打った時のあの感じ…)」 小湊「ほら、早く攻めろよ。」 川島「!!ああ、(そうだ、僕がこんなチビに負ける訳がない。)うおぉぉ!!」 ダムッ、ダムッ!! 小湊「(くそっ、止まらない)」 ヒュッ、 バンッ!!ガンッ!! 川島「!!」 小湊「!!外したな。」 バシッ!! 小湊「リバウンドさぼってんじゃねぇぞ、198センチ!!」 川島「くっ、」
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