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次の日
クラスメイト「オーイ小湊、ジュースまだか?」
小湊「ジュース…?…あ、忘れてた!!ごめんよ!!」
クラスメイト「はぁ?早く買ってこい!!」
小湊「まじ、ごめんね~!!」
ヒュー
小湊「ふぅ、あ、ジュース何か聞くの忘れてたな。…まぁ、いいか。」
ガコッ
小湊「よし。」
ドンッ!!
小湊「いたた…、すみません。…って川島!?」
川島「ごめんね、小湊君。」
小湊「どうかしたのか?」
川島「えーっと、僕、昨日君にやられて目がさめたよ。」
小湊「それで?」
川島「冷たいなぁ。…僕ね昨日君に言ったように生まれつき大きかったんだ。でもね、それは逆に辛かったんだ。服とか靴が合うものないし、バスは110円たりませんよ、とかいわれるしさ。」
小湊「何?高身長自慢?」
川島「違うよ。それに背が高いからバスケ始めたんだけどさ、下手だし、上手くならないし、練習についていける体力もないし、顧問は背が高いだけで気に入ってるせいでチームメイトからは嫌がらせとかされたしね。『その身長でダンクも出来ないの?へぇ、お前みたいな運動音痴はバスケする資格はないんだよ。止めろや。』って言われたことがあってね、僕は我慢できなくなりそいつを殴ったんだ、上から思いきりね。」
小湊「それでそいつは一撃で倒して、背の高い自分に自信でももったのか?」
川島「そのとおりだよ。後ろから思いっきり殴ってやったよ。そしたら一撃で倒れちゃってね、それで思ったんだよ、背が高いだけでチビは自分には勝てないんだってね。それ以来自分より小さい奴には負けなかった。上から押し込んでやるんだ。誰も止められないのにブロックする奴みてたら爽快だったよ。」
小湊「ふん、考えがクズだな。」
川島「そうだよね。」
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