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昼休みの間もずっと校則のことが頭から離れなかった。
「人間の入学を許さずかぁ・・・てことは、萌香さんは何の妖怪なんだろう?後で聞いてみるか。いや、待てよ。確か正体を明かすことを許さずだったな・・・仕方ない、調べるか。」
俺は図書室へと向かった。
「調べるって言っても、何も手掛かり無いしな・・・。」
俺は取り敢えず、今までのことを思い返してみて、ヒントを得ることにした。
「そういえば・・・俺なんで萌香さんのことを突き飛ばしたんだっけ?確かあの時は――――」
(俊作・・・人間の匂いがする・・・しかも、美味しそうな血の匂いもする~)
「血だ!!萌香さんは血を好む妖怪に違いない!」
俺は急いで図書室にあるパソコンを立ち上げ、“血 妖怪”と検索した。
そこには・・・
「・・・吸血鬼‐バンパイア‐!?」
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