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ふぅ~・・・陽海学園ってどんな所なんだろう・・・友達出来るかなぁ」
俺は期待と不安を募らせながら、陽海学園行きのバスに乗っている。
少したつと後ろから陽海学園の制服を来ている少年が近づいてきた。
すると──
「あの~君も陽海学園に?」
「えぇ、まぁ・・・君もって事は・・・」
「うん、僕も陽海学園の生徒だよ。あっ、僕は青野 月音宜しくね。」
「俺は柊 俊作です。宜しく。」
俺はいきなり友達が出来て喜んだ。月音はとって優しい雰囲気があった。
その後学園に着くまで月音と話していた。
「あれ?月音の右腕に着いてるのは・・・ブレスレット?」
「えっ、あぁこれね・・・これは魔───」
すると月音は言葉を途中で止め、何か考え始めた。
しばらくたつと月音は喋り始めた。
「俊作君って・・・人間だよね?」
俺はその質問に色々な意味で驚いた。何故そんな当たり前な事を聞くのか、俺を馬鹿にしているのか。
俺は月音の顔を見た。月音は真面目な顔だった。その顔を見て俺は察した。“陽海学園はただの学校じゃないと”。
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