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「──人間だよ。それがどうしたの?」
すると月音は真面目な顔から笑顔になり、俺の肩を掴んだ。
「良かった~やっと人間の友達が出来たぁ?」
「えっ?に、人間以外に誰が居るの!?」
「えっ?何も知らないの?・・・ってか、何で陽海学園に?」
何も知らない?
確かに俺は何も知らされてない。俺は月音に入学の経緯を説明した。
「実は・・・親父がお酒飲んで来て家に帰る途中で、陽海学園の入学案内と入学書類を拾ったんだって。」
「え?僕と似てる・・・僕は怪しい人に貰ったんだって。」
俺は驚いた。
まさか入学の経緯が似ている人が現れるなんて。
そうこうしている内に陽海学園に着いた。
すると、バスの運転手が
「頑張れよヒッヒッヒ。」
「ありがとうございます。」
俺は素直にそう言って、運転手に頭を下げた。
そして月音の所に行こうとしたら、何やら月音の所に数人の女の子が。
すると、月音が
「俊作君こっちおいで!」
俺は月音の元へ行った。
「皆紹介するね、この子は柊 俊作君。今日から転入だって。」
「柊 俊作です宜しく。」
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