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「ちょっと早く来すぎちゃったかな?」
今教室に居るのは私だけ
私以外誰も居ない
早く学校に来てしまった
何か理由があった訳ではない
ただ早くに起きてしまったから早めに学校に来てみただけ
そして私は退屈になったので窓から桜の木を見ていました
その桜の木は思い出の場所でもあります
私が好きな人と初めて会った場所…
「……懐かしいな…」
しばらく桜を鑑賞しているとガラガラ、と教室のドアが開く音がした
誰か来たのかな、と振り返ってみたらそこに居たのは
「…あ、風浦さん…もう来ていたのですか」
私の大好きな人、先生だった
「…先生も、今日は早いんですね」
私はまた桜の木の方を向く
「特に理由はありませんが、今日は珍しく早めに起きてしまったので…」
……先生も私と同じだなんて
「…そうなんですか、実は私もなんですよ」
そう言い、先生の方を見てにこりと笑う
「そうなんですか?…同じ、ですね」
そう言ってくすりと笑う先生が、可愛くて
「…そうですね、同じ…ですね…」
そう呟いてまた、桜の木の方を向いた
【私に勇気があったら】
(今、先生を抱き締めてしまえるのにな)
初めて望可符書きました!!
なんかgdgdですね…すいません
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