11人が本棚に入れています
本棚に追加
「ちょっと早く来すぎちゃったかな?」
今教室に居るのは私だけ
私以外誰も居ない
早く学校に来てしまった
何か理由があった訳ではない
ただ早くに起きてしまったから早めに学校に来てみただけ
そして私は退屈になったので窓から桜の木を見ていました
その桜の木は思い出の場所でもあります
私が好きな人と初めて会った場所…
「……懐かしいな…」
しばらく桜を鑑賞しているとガラガラ、と教室のドアが開く音がした
誰か来たのかな、と振り返ってみたらそこに居たのは
「…あ、風浦さん…もう来ていたのですか」
私の大好きな人、先生だった
「…先生も、今日は早いんですね」
私はまた桜の木の方を向く
「特に理由はありませんが、今日は珍しく早めに起きてしまったので…」
……先生も私と同じだなんて
「…そうなんですか、実は私もなんですよ」
そう言い、先生の方を見てにこりと笑う
「そうなんですか?…同じ、ですね」
そう言ってくすりと笑う先生が、可愛くて
「…そうですね、同じ…ですね…」
そう呟いてまた、桜の木の方を向いた
【私に勇気があったら】
(今、先生を抱き締めてしまえるのにな)
初めて望可符書きました!!
なんかgdgdですね…すいません
最初のコメントを投稿しよう!