望×霧

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「…ふぅ、今日も疲れました」 こたつの中に入り私は一息つく 私のクラスメイトは変わり者ばかりだ 超ポジティブ者や超几帳面者など…だから毎日がとても疲れる 「先生、ご飯出来たよ。今持っていくね」 彼女は私のクラスメイトの小森霧さん 引きこもりだった彼女、やっと学校に来てくれたと思ったら次は不下校 そして今は何故か私の家で毎日家事をしてくれている …まあ、凄くありがたい事なんですがね 「いつもありがとうございます」 「いいよ…だって…」 そう言い私の方を見ると顔を赤らめ下を向いてしまいました 「…小森さん?」 「…うっ、ううん、なんでもない…」 未だに顔が真っ赤な小森さんは全然大丈夫そうじゃなかったので顔を隠している前髪を開けて小森さんのおでこと私のおでこをくっつけてみました 「せっ…先生…」 「熱は…ないみたいですね…大丈夫ですか?」 「…あの…」 「はい、なんですか?」 「えっと…あの、私…」 更に顔を赤くして目が潤っている …可愛い、ですね 「はい」 「せ、せんせぇが……好き………」 「……………」 「……………」 どうしましょう 可愛すぎます 今は恥ずかしいのか下を向いたまま顔を上げようとしません 「…小森さん」 「…………」 そっ…と頬に触れる 彼女はビクッと反応した それさえもいとおしくて (理性…保てますかね…) 私は彼女にキスした 「んっ!…」 びっくりしたようにとろんとした瞳で私を見る彼女は凄く綺麗で…可愛くて 「これが私の返事です」 すると彼女は泣き出してしまいました 「ふえぇっ…ぐずっ………せんせぇ大好きぃ…」 「っ、………」 好きな女性に泣かれるって、もう理性吹っ飛んじゃうな、と先生思いました 私は彼女をお姫様抱っこして寝室に連れて行きました 「え?せ、先生…」 「もう、黙ってください」 そう言いまたキスをしました 少々手荒くなるかもしれませんけど…許してくださいね? 【告白】 (…え?これから何をするのかって?……それは内緒です)
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