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「お兄様明日は魔力器官開封の儀ですよね？」
「うん、明日の儀式が終われば勉強してきた魔法が少しずつ使えるようになるね」
「お兄様なら絶対に素晴しい魔法ができますわ」
「うん、お兄様なら絶対すごい魔法が使えるよ」
「ありがとうユナ、ノエル魔法が使えるようになったら必ず見せるね！」
明日から兄の魔法が見れると二人の姉妹はわくわくしていた。
貴族に産まれた子供は５歳になるまで魔力器官の成長を促す為に封印を施してある、
封印を解く日は５歳の誕生日から一ヵ月後以降となっている。
明日の儀式が終わったら二人に何の魔法を見せようか考えていた。
「レイ、ユナ、ノエル、クッキーを焼いたから一緒に食べましょう」
テラスの方にいる母の所に妹の手を引きながら歩いて向かった。
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