流れ流され着いたよ魔界

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「……私は引かぬぅっ! さあっ、来るがいいっ!!」  向こうのボルテージも完璧にのりきっている。  ならば、俺は俺に出来る最高の役割(ロール)を果たすだけ。 「ふっ…………!!」  俺の全技術を篭めた右拳。 「ふんっ、その様な魔力の篭らぬただの拳なぞ……!」  俺の一撃が最高速に乗り切る前に、何か硝子の様なモノを打ち砕く。 「んなっ、魔術障壁がぁっ!?」  そして、 「んぐっ…………っっ」  親父さんの左頬をそれは見事に打ち砕いた。 「ぉおおぉぉっっ~~……!!」  打ち砕いた?  ああ、  やりすぎちった♪
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