荒野の自分

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僕がまた君を好きになるように、君は努力してね♪ …人間の心はウツロイヤスイカラ…。 それでも離れる事ができなかったら、それはまさしく運命だろう? 彼は笑っていた。 そんな事はないとは思うけどネ♪ 僕は永遠に君に夢中さ、 …それが僕の運命。 そう付け足して。 私は彼を見つめると、ゆっくりと瞳を閉じた。 そっと唇が重なる。 暖くて優しい感覚が彼を感じさせた。 ―――永遠なんてない。 ―――――運命なんてない。 けれど、彼が言うなら信じてみようと思った。 彼の温もりに触れて… 乾いた心はいつの間にか満たされていた。 荒野に居たような感覚は消え、みずみずしい大地となった。 ―――幸せ。 壊れてしまいそうで恐い。 彼は、壊れたらまた直せばいいと言った。 彼らしくて、少し笑った。 この先も… 永遠に、彼と一緒に居られますように。 ☆end☆
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