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裕一は僕の名前だ。
力助と村に向かって歩く、途中に木が生い茂り緑が輝いている
「よーいしょ」
力助が間の延びた声を上げ鮎の入った網をしょいなおす
「裕一はマジックワーカーだっけ?」
「うん、そうだよ」
「そっかーいいなー」
「なんで?」
「マジックワーカーだと職にも食料にも困らないし」
確かにマジックワーカーだと困らない
最悪、火種売りでもすれば物々交換でその日の食料も問題ないだ
僕はマジックワーカーとしておちこぼれな方だ。誰だって得て不得手がある。
炎術が得意なマジックワーカーもいれば風術が得意なマジックワーカーもいる。
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