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「?
…あれっ口に出てました?」
「なにがいいの?
おねえちゃん!!」
近くにいた淡い黄色の着物を着こなす髪の長い少女が話し掛けてきた。
「んふふー
私は男ですよぉ
ということでお兄ちゃんです。」
子供がまさかお姉ちゃんと言うとは思わなく
内心ばっくばくだが、落ち着いて訂正する所は流石忍び。
「えー!!
おにいちゃんなの!?」
「おにいちゃんきれいだね!!」
周りから褒めている様な言葉が飛び交い、子供の言う事に嘘は無いと思いたい千夏は良い気分だ。
「ねーねー!!
おにいちゃんもいっしょにあそぼうよ!」
「…は?」
まさか遊びに誘われるとは思わなかった千夏は抜けた声が自然と口から出ていた。
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