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いい加減千夏とそうじろうの冷戦に飽きてきたのか見た目とは違い姉御肌の可愛らしい少女が勝手に決めてしまった。
「「え?」」
「やったぁ!」
「皆逃げろー!」
「「きゃー!!」」
「あ!
ちょっ…」
千夏はなんとかこの場を離れたかったのだが虚しくも子供の行動は素早く、皆兎の如く逃げて行った。
「「………」」
そうじろうの心情はわからないが千夏の心はよくわかる。
この場から逃げ去りたいのですが。
「ふぅ…
まぁ仕方がないですね。」
「そうですね……
あっ
そうじろうさん!
先ほどは女性と間違えてすみませんっ
私も女顔でしたぁ!!」
ふと思い出し華麗に腰を曲げながら謝る千夏。
どうやらそうじろうも記憶から消していたようでしばし惚けていた。
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