出会いはいつでも必然

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「いやぁ… 一声かけてから部屋に来てくださいよー。」 寝惚けた頭で健太郎を一瞥した後、千夏は興味無さそうに欠伸をしながらふう…とため息をつく。 「一階から叫べと!? …というかそれ前やって先生に叱られたの覚えてますよね!? って無視しないでください千夏さ「俊太郎」…?」 「だぁかぁらっ!! 私は俊太郎です! ……今度その名で呼んだら…」 少女は何処からか黒光りした己の武器となるものを取り出す。 「わっわかりましたので その手に持っているものを閉まって下さい! もうこれ以上どこに刺すつもりですか!?」 健太郎が慌てだせば千夏の顔にいやらしい笑顔が張り付く。 「その、回転能力の悪い頭にですよ? 貴方も聞かずとも分かってるでしょーに。」 .
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