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「そういえば……
ここは何処なんでしょうか?
寺子屋?」
きょとんとした千夏が辺りを見渡しながら独り言を呟く。
どうやら俊太郎は行き先考えず、ただ突っ走ってきただけのようだ。
まぁ………迷子?
場所は木々に囲まれた建物がある物静かな感じであったが子供の声が聞こえる。
きっとその建物が寺子屋とかそこらへんであるだろう。
「まぁ……
子供は嫌いではないですし……いっか!」
興味のないことにあまり頭を使わない千夏はすぐさま思考を一変し、眠られる場所が無いか探すため歩きだした。
運命の歯車が軋みだしているのも知らずに。
「そうちゃん!!
はやくはやくー」
「おそいぞ!!
はしれーー!」
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