女子高生リンチのはじまり

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川田はロリコンビのルナとマユミに拘束されていた。 彼女達も力が強く、川田にはどうすることも出来なかった。 彼の拷問係りはアユ。 アユは完全に川田よりでかい。 小山のようなアユが目の前に立つと、その圧力に川田は震え出した。 ルナが 「ぁあ!こぃつビビってるぅ。情けなぁ」 と笑った。 アユがその太い腕でビンタを炸裂させた。 「あぁっ!ひぃっ!ひぃぃ!」 アユの往復ビンタに川田の首はガクンガクンと振り回された。 二谷を拘束しているのは、金髪不良少女のユキナとお姉系リサだった。 やはり、二谷も怯えて震えていた。 ユキナとリサは失笑して 「ぉ前さぁ、女子相手に何ビビってるの?」 「知ってるぅ?女子って凄く恐ぃんだよぉ。男子君に堪えられかなぁ?」 と言った。 クミの両手が二谷の頬を挟んだ。 そして、ゆっくり開いた。 クミの腕、肩、胸。どの筋肉も圧倒的だった。 二谷とクミの目が合った。 二谷の目は恐怖に染まっていた。 クミの目は残忍に怪しく光った。 クミが 「歯食ぃしばれ」 と凄んだ。 両ビンタが同時に炸裂した。 「ひぃぃぃっ!」 男子の悲鳴があがる。 リサが 「二谷ビンタサンドウィッチぃ!」 と意味不明なことを叫んだ。 三人の男子達はしばらくの間、巨漢ギャル達のビンタ地獄を味あわされた。 ギャル達は雨のように、容赦なく往復ビンタを降らした。 男子に成す術なし。 「ひっ!ひぃぃ!」 男子達が悲鳴をあげる。 しばらくすると、エリナがギャル達を静止させた。 ビンタの嵐が止まった。 三人の男子は情けないことに、足にきていて膝がガクガクしている。女子達に拘束されていないと、立っていられなさそうだった。 それでも男子達はやっと終わったと安堵した。 凄まじいビンタ地獄に頬は赤く染まり、かなり痛いかった。 早く、今この場から逃げ出したかった。 女子高生達に喧嘩で負け、その後、リンチを受けた、なんて男として、屈辱だった。 だが、雪辱しようとも思わなかった。 女子のビンタがこんなにも痛いなんて。 女子の腕力がこんなに強いなんて。 女子がこんなにパワフルだったなんて。 女子が恐かった。 女子がこんなに恐いなんて知らなかった。 男子を拷問するなんて、信じられない。 女子高生は、か弱く優しいと思っていたのに、悪魔だったなんて。 早く忘れたかった。 早く自由になりたかった。 鬼のような女子高生達から、早く解放されたかった。
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