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乱戦のさなか、真中は茶髪ギャルのクミと力比べの体制になった。
いわゆる、手四つの状態だ。
真中は
馬鹿な女だ。
こいつ、男に力比べを挑んできやがった。
女がどんなに抵抗したところで、男の腕力には敵わないって事を教えてやる。
女のクセに男にタテつきやがって。
最近の女子は生意気だから、きつく、お仕置きしてやるか。
と、内心ほくそ笑んだ。
真中は女子相手に大人気ないかな?
と思いつつも本気を出し、クミを一気に床に押さえ付けようとした。
泣き出し、やっぱり男子には敵いません!
と謝る、クミの姿を想像して、真中は顔がニヤけた。
しかし、クミはビクともしなかった。
あれ?と不思議に思った真中はさらに力を込めた。
だが、やはり、クミは微動だにしなかった。
もう真中はとっくに全力を出していた。
しかし、クミは盤石の体制で、逆に涼しい顔をしている。
焦りまくった真中が、顔を真っ赤にして力を込めたが、やはり、クミはビクともしない。
真中が彼女をよく見ると、クミのカラダは案外ガッチリしていた。
いや、案外どころか、とんでもなく、がっちりしていた。
今までクミのカラダをこんなに真近で見たことがなかったのだ。女の子は華奢。
そんな先入観が男子達の目を曇らせていた。
身長173センチの真中より少し低いだけで170はあるだろう。
白い制服の半袖から突き出した彼女の腕は丸太のように太く、その力こぶはデカイ石コロのように盛り上がっている。
ミニから生えている彼女の二本の逞しい脚などは、かなり太く、大木のようだ。
特に彼女のフトモモの膨れ具合は凄まじい。
もちろん、腕も脚も真中より遥かに太く、力強さを感じる。
肩幅も真中より一回り広い。
そして、何よりも凄いのは胸の厚みだ。軽く真中の二倍はあった。
クミのカラダはまるで巨大な岩のようだった。
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