乱闘

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女子達の中で一番カラダが大きいのは茶髪ギャルのアユだ。 172センチ、80キロと巨漢で、70キロのクミよりも重い。 そのアユが小林に向かって、突進してきた。 しかし小林は避けようともせず、両手を出して止めようとした。 いくら巨漢でも女子の突進なんて簡単に止められる と彼は思っていた。 小林も172センチある。 彼は男のパワーは全ての女子を圧倒すると信じていた。 身体が大きくても、所詮、女子は女子と。 しかし、圧倒したのは女子だった。 アユの圧倒的な圧力の前に小林は全く無力だった。 アユの突進を食らった彼は、吹っ飛ばされた。 それでも小林は必死に押し返そうとしたが、アユを止めるどころか速度を緩める事すら出来なかった。 そして、教室の端まで押し切られ、壁に押さえ付けられてしまった。 アユは、小林を自分と壁の間に挟んだまま、体重をおもいっきりかけた。 あまりの圧力に小林は 「あ、あぁぁ!く、苦しいぃ」 と悲鳴をあげた。 するとアユは力を緩め彼を解放した。 小林はゲホゲホと咳をした。 しかし、アユは小林の胸倉を、その太い二本の腕で掴むと、引き寄せてから、壁に叩きつけた。 さらにもう一度、引き寄せては叩きつけた。 アユは 「ォラォラァ!逃げてみろやぁ!男子だろ?強ぃんだろ?」 と罵声を浴びせながら何度も何度も、彼を壁に叩きつけた。 小林は必死に抵抗したが、アユのパワーに全く敵わず何も出来なかった。 彼は、叩きつけられる度に 「ヒィッ!」 と短い悲鳴をあげた。 女子高生の放つ 「ォラォラ!」 っと言う怒声と、男子の漏らす 「ひぃっ!ヒィぃ!」 と言う悲鳴が何度も交差した。 もはや小林に成す術はなかった。 女子高生のパワーに完全に圧倒されてしまった。 彼はアユの思いのままだった。 アユが太くてド迫力のある彼女の膝を、壁にぶざまに押し付けられたままの小林の股間に、おもいっきり突き刺した。 「ぎぁぁぁぁぁっぁ!」串刺しにされた小林は、凄まじい絶叫をあげて気を失った。 アユが手を離すと、意識をなくし、力の抜けた小林はアユの迫力ある巨大な胸に寄り掛かってきた。 「男子ぃ、チョロぉ。弱すぎぃ」 と吐き捨てながら、アユが小林の股間から膝を離すと、彼はその場に崩れ落ちた。
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