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グラウンドに響く声が更に暑さを引き立てる。真夏の今日この頃。
去年甲子園優勝と言う夢を果たした野球部は弱小野球部へと姿を変えていた。
「西崎~~ファイ!オ~、ファイ!オ~」野球部のキャプテン小玉の声が高らかに響く。
アップをし終わっただけで呼吸が見られる部員が何人かいる。
息をきらしてないのは約三名。
3年の小玉。2年の山田。同じく2年の原西。のみ。
ほかの部員は地に手をつき情けない格好になっていた。
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