衝撃的な事実

3/4
前へ
/32ページ
次へ
家を出て、蒼谷の家に行く途中にある、ビルの電光掲示板が目に付く。 流れる文字を見て疑問に思う。 【2017年3月○日午前8時○分】 誰かの悪戯か、エイプリルフールにはまだ早いし………… とそんな事後回し、とにかく急がないと。 数分後、蒼谷の家の前へ。 ドキドキしながらチャイムを押す。 「はーい」 何とも可愛らしい声の、小さい女の子がドアを開けた。 「おねぇちゃんダァレ?」 ………………… お姉さんが一人いるのは知ってるけど。妹もいたのかな。仕方ない、この子に呼んで貰おう。 「私は、藤堂万里子と言います。透さんはご在宅ですか?」 小さい子供でも解るように、ゆっくり且丁寧に話す。 「パパのおなまえ……… よんでくるね」 パタパタ駆けていった。今変な事言わなかったあの子。パパって一体…… 暫くしてさっきの女の子を連れて、一人の男性が現れた。 現れた人物を見て驚愕する。 顔立ちも背丈も自分の知っている蒼谷ではなかった。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加