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亜紀と南達は、病院をあとにして、お墓に来た。 買ってきた綺麗な花を生けて、線香をあげて手を合わせる。 春樹の眠る墓だ。 透輝がふざけて、見よう見まねで手をパンパン、と叩く。 線香から立ち上る煙が、亜紀にそっと触れた。
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