春、始まり

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「おはよぉ~。ふぁぁ…、眠い。亜紀!いつも早いわね!」 彼女は、早川南。 22歳。 女性の割りに背が高めで、スラっとした容姿に、綺麗に茶髪にカラーリングされたストレートロングの髪はキャリアウーマンを連想させる。 亜紀とは高校生からの同級生だ。 何かとサバサバした性格で、姉御肌な部分がある。 亜紀「南!おはよう!あたし、一番新人だし、一番早く来るのは当たり前だよぉ!」 南「いやいや、早過ぎるわよ!あたしも新人なんだからさ!」 亜紀「あたしの方が新人だもん!南先輩に掃除なんて頼めませんよぉ!」 南「そうね!じゃあ、頑張って!新人!」 亜紀「切り替え早いよぉ!アハハ!」 南「アハハ!手伝うわよ!笑」 亜紀と南は親友だ。 人柄も良く、みんなに慕われるような、明るい太陽のような性格の亜紀。 その明るさが、今後、亜紀の元から姿を消すなんて、誰も想像していなかっただろう。
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