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ドクン
ドクン
ドクン…
学校に近付く度に心臓が高鳴る。
まさか氷帝にいるとは思わなかった。
『これから、会ってしまう時があるんじゃないか』
不安を抱え、教室に入った。
未だに、向日サンの机は残っている。
そして、席替えにも参加されているんだ。
机には、笑ってる向日サンがいて―…
みんな、向日サンが死んでしまった事を
現実化していない。
でも、俺は余計苦しいだけ。
―心が、苦しくなる…
*
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