mainz1

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【置いてかないでッ…日吉…日吉!!】 …置いてってなんかありません 【酷い…よ…日吉の裏切り者!!】 …裏切ってなんかいません 【俺は…ズット日吉を守ってきたのに】 …俺だって守りたい ―五月蠅い。もう何も言わないで下さい ガバッ 日「―――ハァッハァッ…」 …何思い出してるんだろ。 向日サン、あんなこと言ってませんでしたよね。 あれは…心で思ってた事ですか? 俺だって…貴方を守りたかった。 でも…どうしようもなかったんですよ 日「……向日サン……」 向日サンの夢なんて久しぶりだ。 見なくていいのに。 向日サンの夢なんて、ただ俺が悲しくなるだけだ。 ―愛しさとか、そんなのない。 俺は、布団に座りながらボーッとして 前に置いてある、まだ鳴ってもいないアラームをけした。 いつもと変わらない朝。 そして俺は、いつもと変わらない勉強をして 飯を食べて、テニスをやって、寝るんだ。 そうやって俺は、スリルもない毎日を過ごしていく。 ―向日サンもいない、毎日を過ごすだけ… *
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