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「あれっ??カーネーションいつのまに…」
…何だあれ??
独り言のつもりか??
にしちゃデカイ声だな…
ガタッ
日「っぁ………」
「?いらっしゃいませ―」
な…何やってんだ俺。
動揺してんじゃねぇよ!!
早く買って…家に帰ればもう終わりだ。
日「―向日サ…ち、あ…カーネーション…は」
俺、本当動揺しまくり。
「カーネーション??すいません今用意します!!」
―『楓遥』(カエデヨウ)
遥ッていうんだ。変な名前…
…って覚えてどうするんだよ。
覚えたって、もう会わないのに…ッ
遥「はいどうぞ!!えと1500円です」
日「……………」
チャリンッ
俺は無言で花を受け取り、
精算を済ますと
咄嗟に店を抜け出しダッシュした。
俺が走った後には、
散ったカーネーションの花びらが舞っていた。
*
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