『そして出会いは訪れる』

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「か、体中が痛い」   「ロウが悪い全部悪い」    現在、3人は寂れた公園に脚を運んでいた。ランスの言う通りに人気の無い場所を捜した結果である。  確かにその公園は静かで閑散としており、あまり人が寄るような場所には見えなかった。   「ここまでくればいいかな……っと」    公園の真ん中らへんで、ランスは立ち止まる。そして振り向いて、ロウでもフウコにでも無く、言葉を放った。   「出てきなよ、何処の誰だかは知らないけど」    反応は無い。  風が吹き、人気の無い公園を抜けていく。   「出てこないのなら……コッチからやるよ?」    今度は反応があった。  ビュンと風を斬る音とともに、何かが飛んできた。ランスは咄嗟にロウを抱えて後ろへ飛ぶ。フウコもそれに倣った。  直後、それまでいた場所にクナイのような金属のモノが突き刺さった。
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