二時

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『あ~、かったりぃ~。』 瑠美。16歳。高2。 学校イチ有名(らしい)な不良少女。 いや、周りがマジメちゃんすぎるんだよ。 もう先生なんて、うちのことなんか無視。野放し状態。 毎日、学校をぬけだしてはゲーセン行ったり、その辺ぶらぶらしたり、自由な生活。こんなに楽しいことはない。 ある日。午後の授業がいやになってまたまた抜け出してきた。 ザーザーの雨。セットした髪が崩れる。 PM01:55。📱の時計を見る。 とりあえず、何か口に入れようと、コンビニに入る。 適当にパンとジュースを買った。 ほおばりながらコンビニの外に出た。 PM02:00。 さっきまでの雨はどこへいったのか。とても暑い太陽が照りつける。 きらきら輝く太陽の横には大きな虹。 『うわっ!!虹じゃんっ』 思わずみとれる。 『きれいだなあ。』 隣で見知らぬ人がうちと同じように虹をみつめていた。 とてもかっこよかった。 うちは一目ぼれしてしまった。 『あの…』 と話しかけようとして,その言葉を飲み込んだ。 金髪。日サロで焼いたガングロの肌。跡形もなく着崩した制服。 純粋な瞳をしている彼をみているとなんだか自分がみじめになってきた…
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