21人が本棚に入れています
本棚に追加
話はこれでおしまいさ。
実際にあった話なのかって? そいつは言えない。事実かどうかなんて、些末なもんじゃないか。
大事なのは、コレを聞いてどう思ったかだ。だろ?
彼女は、自分の信条を貫いて死んだ。
彼は、そんな彼女の遺志を継ぎ、平和を祈って死んだ。
じゃあ、お客人。アンタはどうする?
人生に答えなんて無い。人がいれば、人の数だけ『物語』が生まれる。違うかい?
この話を聞いて何か感じるものがあるなら、それが今のアンタの『答え』なんだろうさ。
……おや? 行くのかい?
……そうか。ならば、行きなさい。アンタが見つけた『未来』とやらに。
ん? 最後に質問だって?
話の中に出てきた整備士は、俺のことじゃないかって……そんなこと聞いてどうするよ。
しょうがないな……
それは、次回までの宿題だ。何もかもが分かっちまったら、つまるまい?
また会える日を、楽しみに待ってるよ……――
To be continued...?
最初のコメントを投稿しよう!