遥か彼方の異世界

第1章～始まり～

ｴｲｲﾁ｢そうなんですか。じゃあご両親のどちらかが外国の方なんですか？」

ｻｰｼｬ「いえ、どちらともこの国の者ですよ??詠一さんこそ外国の方じゃないんですか?ここの国では見たこともない顔ですし...」

話が一向にかみ合わないことを変だと思った詠一はサーシャに思い切ってここがどこなのか聞いてみることにした。もしかしてここは日本ではないかもしれないと思ったのだが返ってきた答えは詠一の想像を遥かに超えていた。

ｴｲｲﾁ「ここは日本のどこなんですか?もしかして外国とか??」

ｻｰｼｬ「ﾆﾎﾝ??どこですかそこは?ここはｻｳｽ大陸のｸｾﾙというところですよ?」

ｴｲｲﾁ「え!?（聞いたこともないところだ。もしかしてここって日本でもなければ外国でもないのか?）」

焦りを隠せない詠一を見たサーシャは「大丈夫ですか?」と言ってきたが何がなんだか分からないので「ちょっと待って」と一言言って詠一は状況整理を始めた。