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エイイチ「(えっと、まずあんな穴を通ったぐらいじゃ外国に行くなんて物理的・距離的に無理だしせいぜい2つか3つ先の駅ぐらいまでだ。それがこんな森の中で初めてあった人が外国人みたいな顔と名前ってことはどういうことだ?大体途中で時計が動かなくなるなんて普通じゃない。日本でも外国でもないところってどこだよ...そういえば前ネットに載ってた小説の主人公が異世界に行くってあったな...まさかな。!!いや、そういうことなら全てが納得できるかもしれない。まさかここは本当に)異世界...」
まだここがどこかわからないがその可能性がこれまでの状況から1番高そうだ。異世界というありえないところに今時分は存在しているという驚きと不安で詠一は困惑していた。
その様子を心配そうな顔でサーシャが見ていたので詠一は
考えるのをやめ、サーシャに話しかけた。
エイイチ「ごめん、まだよく状況が理解できてないんだけどどうやら俺は異世界に来てしまったみたいだ。」
サーシャ「え!?てことは詠一さんは別の世界から来たんですか??」
エイイチ「うん、信じれないと思うけど...」
サーシャ「いえ、私は信じますよ。だって詠一さんみたいな格好の人見たこと無いですから。」
サーシャが言った格好は日本の若者が普通に着ている服装なのだがこの世界では珍しいのだろう。さっきからサーシャがこっちを物珍しい目で見ている。
エイイチ「そっか、こんなに早く信じてくれるとは思わなかったよ。それはそれで助かるけどね。」
サーシャ「どういたしまして。あっもうすぐ日が沈んじゃうもう帰らないと...」
サーシャが言った通り辺りは暗くなり始めていた。
サーシャ「詠一さんはこれからどうするんですか?宿とか決めてあるんですか?」
エイイチ「えっと、さっきこの世界に来たばかりだからそういうのは何も...」
サーシャ「だったら私の家に来ませんか??両親もきっと歓迎してくれますよ?」
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