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エイイチ「え!?それは助かるけどいいの?こんな見ず知らずの人間を招いて...」
サーシャ「ええ、大丈夫です。大体この辺りは夜になると魔獣が出るのでとても危険ですから。」
魔獣と聞いて詠一は怖くなりサーシャの家に行くことになった。
道中サーシャの質問責めにあい多少疲れたのはサーシャには秘密だ。その質問のなかでサーシャは詠一と同い年ということが分かったのでサーシャからの提案で敬語で喋らず名前もお互い呼び捨てで呼び合うことが決まった。
それからすぐ目的のサーシャの家に着きご飯とお風呂を頂いて空き部屋で寝させてもらった。サーシャの両親はとても優しい人達で詠一に対してよくしてくれた。
詠一は人との付き合いにあまり興味が無かったのだがなぜかサーシャとその両親に対しては自分から心を開けた気がしたので嬉かった。何より家族との食事や会話をあまりしないうちに両親が他界した詠一にとってそれがこんな感じかなと感じられたのが一番嬉しかった。
こうして詠一がこの世界に来て初めての夜が更けていく...
第1章-完-
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