詩 1

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個々が個々を支える中で浮き草は今日も流るる 決してとどまることなく形を変えてただただ漂ふ 今はただ一つの「塊」となって 個々が個々を支える中で浮き草は今日も流るる。 波に揺れ揺られて行く 小さな命の頼どころとして 今は大きく不安定な「揺りかご」となって 個々が個々支える中で浮き草は今日も流るる。 また流れたいと思えども流れることも浮くこともできず 今は「ただの草」となって
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